ゴーヤのカーテン
ゴーヤ・ヘチマでつくる緑のカーテン
~STOP!ヒートアイランド現象~
1.用意するもの
<種または苗> 初めてチャレンジする方は、苗から栽培するほうが失敗が少なくお勧めです。
<土・肥料> 土は市販の野菜用の土などを使用すると簡単です。
肥料は植え付け後約二週間に一回与えます。
油かすなどの有機肥料や野菜用の肥料でOKです。
<プランター> 生長が旺盛なので大きめのものを用意します。
1苗あたり土30?が目安です。
<ネット> ツルを大きく伸ばすために園芸用のネットを使用します。
ネットの目の大きさは10~15cmぐらいが適当です。
<支柱> 園芸用の支柱や竹などを使ってネットがたるまないように張ります。
物干し竿などでも代用できます。
2.育て方
☆種まき☆ 種の先端(劣った部分を爪きりなどで切り取り、一晩水につけてから3号鉢(上部の直径が9cm)に
2~3粒種を蒔き上から土を1cm位かぶせ水を与えます。
発芽して葉が開き始めた頃に一番生長のよい苗を残し、残りは抜き取ります。
(平均気温が25度以下だと発芽しにくいので注意してください。)
☆土つくり☆ 植え付けの二週間前に赤玉土5~6に対して腐葉土4~3と土1リッターに対して
苦土石灰を1g入れてください。
緩効性の化成肥料を土に混ぜておくと良い効果が得られます。
(市販の園芸用の土を使用する場合は省略できます)
☆植え付け☆ 目が出て本葉が4~5枚になったら、根元の土をくずさないようにプランターに
植え付けてください。
☆ネットはり☆ ツルが巻きつくためのネットを張ります。
生長すると大きくなるのでネットの上部と左右を支柱を使って補強します。壁に斜めに立てかけると
安定しやすく、ネットはできるだけピンと張りましょう。
☆摘心と誘引☆ 本葉が6~7枚になれば子ズルを出すために親ズルの先端を摘心します。
ツルが伸びてくればネットにキズつけないようにしてヒモなどで誘引します。
☆水やり☆ 日中をさけ朝の涼しいうちに与えてください。
梅雨の間は朝1回、夏場は朝夕の2回与えるようにします。
☆肥料☆ 7月に入ったら2週間おきくらいに追肥します。
葉が黄色くなっていたら肥料不足ですが、やりすぎにも注意が必要です。
☆緑のカーテン☆ ツルが伸びるにしたがって、緑のカーテンが広がってきます。
緑のカーテンは直接窓から入ってくる日差しを遮り、室温の上昇を抑えてくれます。
花が咲いて結実すると2週間位で収穫の時期です。
実が黄色くなる前に収穫してください。
(参考文献:大阪市ゆとりとみどり振興局緑化推進部編レジメ)

成功へのポイント
- 親づるが1メートルほどに育ったら、先から3センチ位のところをてで切り取る。
これにより子づるや孫づるが育ちやすくなります。ハサミを使うと病気が伝染しやすくなるので手の方が良いとされています。 - 土はプランターの9割越までたっぷりと!多ければ多いほど元気に育ちます。でも柔らかいフカフカの土がいいので、ぎゅうぎゅうに押し込まないことが肝心。
- 1つのプランターにつき1苗が鉄則。いくつも植えると栄養分が行き渡らず、成長が不十分ですかすかの緑のカーテンになってします。
- プランターはプラスチック製より発泡スチロール製のほうが断熱効果が高く、植物にとって土中の環境が良い。